温暖な気候が特徴

宮崎県は九州地方の中でも南部に位置し、日本国内でも温暖な気候であることが特徴です。1981年から2010年の統計によると、宮崎県において最寒月となる1月であっても最低気温は2.6度。最高気温は12.7度で、平均気温は7.5度です。年間の平均気温は17.4度と、全国3位に食い込んでおり、全国的にも年間を通して温かい県となっています。また日照時間も全国3位、快晴日数は全国2位となっており、非常に過ごしやすい県です。「日本のひなたのような存在になりたい」という思いから、コンセプトとして「日本のひなた宮崎県」を掲げている宮崎県。旧国名が日向国であることだけでなく、気候の面でもぴったりなコンセプトではないでしょうか。

日照時間が長く、快晴日数が多い宮崎県ですが、降水量も九州でトップです。温かいだけでなく、きちんと雨も降るため植物が育つのにバランスがよく、豊かな自然が広がっています。またこの温暖な気候を活かし、農業も盛んに行なわれており、きゅうりをはじめマンゴーやしいたけなど、数多くの野菜や果物が宮崎県で育っていることも特徴です。中でもビニールハウスを利用して栽培されるきゅうりは全国1位の生産量を誇っており、全国の食卓で彩りを加えています。さらにこれら農産物のほか、畜産物では宮崎牛が有名です。宮崎牛は「大全国和牛能力共進会」において内閣総理大臣賞を受賞しており、多くのお肉好きの方々の舌を唸らせています。このように宮崎県は食べ物が美味しい県としても魅力的です。